出版社といえば読書が好きでないといけない?ファッション雑誌を思い浮かべると華やかな職場?など、人によっていろんなイメージがありますが、具体的にはどんな仕事があるの?と思う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は実際にどんな仕事があるのか見ていきましょう。
1.出版社といえば!人気の編集者と編集長
・編集者
出版社といえば人気もイメージもNo.1の編集者。主な仕事内容としては
・企画や必要に応じて取材・撮影など
・記事作成や構成などの編集
・企画に係る予算やスタッフの調整
一部の仕事ではなく、企画〜出版まで全行程の管理・ディレクションを請け負うので守備範囲が広く大きな責任が伴いますが、やりがいも大きいことが特徴です。
発売日が決まっているのでそれに向けてのスケジュール調整や、漫画や小説を担当するなら作家との信頼関係を築き、出版物をより良いものにするようアイディアを出しあったりすることもあるため、様々な分野の知識が求められる場合もあります。
・編集長
編集者が最終目標としていることも多い編集長ですが、こちらは企業の規模により業務内容が異なります。
中小企業であれば編集者と同じく行程管理やディレクションを行いますが、大企業であれば企画の最終決定や進行状況のチェックが主で管理職のようなイメージです。しかし、最終判断や責任も大きく出版物の売上の責任がかかってきます。
2.出版を支える!営業と校閲
・出版社の収入を支える!営業
営業出版社の醍醐味といえばやはり編集者となりいい作品を作ること。ですが、いい作品でも世の中に広まらなければ収益にも評価対象にもなりません。
そのためには大きく二つの営業方法、広告営業と書店営業が存在し重要な役割を担っています。
広告営業は雑誌などの広告収入を獲得することが主な仕事です。例えば、ファッション雑誌の洋服の記事と記事の間に関連のない飲み物の広告が入っていたりしますが、この部分が企業が出版社に広告料を支払い掲載されているものです。
書籍や雑誌などの売上は大切ですが、その雑誌や書籍の読者層からターゲットになり得る商品やサービスの企業へアプローチ、根拠となるデータや信頼関係などを構築し広告収入へ繋げます。
一方、書店営業は実際に販売書店へ行き、自社の出版物を置いてもらうよう交渉するのが大きな仕事です。置いてもらえても目立たない場所だと意味がないため、売り場の配置確認や目につきやすいディスプレイの考案まで、書店側と一緒にどうやったらより多くの方に手に取ってもらえるかなど細やかなコミュニケーションが必要となります。
出版社としても長く良好な関係を築けるような配慮も大切です。
・正確な情報を守る!校閲
企画や内容が素晴らしくても、事実とは異なる内容や誤字脱字があると読者が読みづらく、会社の信頼度を大きく損ねてしまいます。
そこで活躍するのが校閲。誤字脱字はもちろん、言い回しがおかしいところはないか、事実ではないことが書かれていないかを細かくチェックします。調べることが主な業務となりますが、修正報告など編集者との細やかなコミュニケーションも必要となってきます。
3.まとめ
出版社の大きな業務、編集者・営業・校閲をご紹介しました。どの仕事もメインの業務の他に部署間のコミュニケーションや出版物への興味、幅広い知識や知見が必要となりますので出版社に勤める場合はあらゆるジャンルにアンテナを貼っておくことが大切です。